幼なじみの画像

新しい生活、新しい出会い。舞い散る桜の花びらの中、芽吹き始めた新しい季節の始まり。あたたかな陽射しに包まれながら、物語は少しずつ動き出していく――――故郷であるこの町に帰ってきて数日後。期待に胸を膨らませた転校初日は、校門で女の子と正面衝突。相手は、この桜ノ音学園でも一目置かれる美少女・貴水鈴。この出来事が後にいろいろと影響を及ぼすことになるのだが、その時はそれどころじゃなく。なにせ、幼馴染で俺の天敵（？）の浅倉七音が同じクラスだという衝撃の事実が判明。そこに七音の友達のトラブルメーカー・萩原ともえやクラス委員長の大道寺涼子、さらに七音の兄で生徒会長の浅倉臣までもが乱入してきたのだ。幸か不幸か、初日から一気に賑やかになった学園生活。桜のように色鮮やかな日々の中、まだ見ぬ新しい出会いが俺を待っていた――――

今が夏の盛りと、あたり一面さんざめく蝉の鳴き声――。海と山が程近い田舎町・宝来町に主人公・‘沢渡葛’は今年もやってきた。幼い頃、両親と喧嘩したのをきっかけに、一枚の年賀状に書かれた住所をたどって訪れた町。その夏出逢った、白く透けるような肌の少女は、僕の……姉になった――。少女の名は‘夏雪’（なつき）。叔父夫婦の娘だった夏雪は、葛を本当の弟のように可愛がってくれた。しかし翌年、夏雪を悲劇が襲う。両親である叔父夫婦が、不慮の事故で亡くなったのだ。叔父の弟である葛の父親は、泣き崩れる夏雪を引き取ろうとする。だが、夏雪はこの地に残ることを選んだ。まだ年端も行かない夏雪を一人で住まわせることを、葛の両親や周囲は反対したが、夏雪は頑なに拒んだ。結局、ご近所の厄介になることで夏雪はこの地に残ることになった。それから、夏がくる度に葛は夏雪の元を訪れた。二人で海に潜ったり、虫取りに行ったり、花火をしたり。くり返される夏、想いはいつしか姉弟のそれを越えた、秘め事となる―。年を経る毎に美しくなる姉。男になって行く弟。二人の間に育まれた絆と、恋心。想いはいつしか、どちらからともなく重なりあって……。むせ返るような夏の夜、姉と弟が繰り返す禁じられた行為。それはまるで、雪のように白く、淡く、儚く消え行く、ひと夏の夢―。

人間ともののけが分け隔てなく暮らす町、白行町（しらゆきちょう）。そんな世界で日々、平凡な学園生活を送っていた主人公の室里暁（むろさとさとる）※苗字、名前変更可最近どうも調子がおかしい。昔、婆ちゃんが言っていた、「妖怪の血を引く者の一部はある日を境に人間、もしくは妖怪の側に性質が傾く事がある」という事が関係しているのだろうか。それならば俺は今まさに妖怪の側へ傾き、人としての理性が失われ始めているという事か。これまで普通に過ごしてきたクラスの女の子達を見ていると自然と涎が出てくる。「美味そうだな……」そんな冗談のような言葉が涎と一緒に出てきた。「食欲じゃなくて性欲なのが救いか……いやいや、何を言っているんだ俺は……」なんのひっかかりもなく出た言葉に軽い恐怖を覚えながらも、頭を振っていつも通りの通学路を歩く。このままではいつか襲い掛かってしまいかねない、どうすれば……。そしてある日―――

すべてはここから、始まった。一つの‘‘想い’’をきっかけに、神代、平安、元禄、昭和、そして現代。転生を繰り返す主人公とヒロイン。幾千年の時を越えて交錯する愛・誤解・そして遺恨。複雑に織り込まれた様々な想いを綴る、壮大な輪廻転生ストーリー。各コンシューマプラットフォームで長きに渡り人気を博した、不朽の名作「久遠の絆」が、シナリオを大幅に改編・強化、フルボイス化を実現して、待望のPC版（18禁）として登場！……馬鹿かしら……こんなに憎いのに……今でもあの笑顔が好きだなんて……物語の、そしてプロジェクトとしての『origin』コンシューマ版「久遠の絆」をベースとしながらも、物語全ての‘起源（origin）’として全く新規の設定である、『神代編』を追加。『平安編』は約一世紀時間を進め、舞台を宮中に移します。原案にはあったものの、実現出来なかった通称‘玉藻前（たまもまえ）構想’を、長き月日を経て遂に実現することとなりました。『元禄編』については遊郭という舞台は変えないまま、『真言立川流』の要素を付加し、よりダークでエロティックに、そしてより悲しく。旧「幕末編」は第二次大戦末期の日本を舞台とした『昭和編』へと完全変更。そして何より…世界の始まりでも神代の時代を加えた新設定により、現代まで連綿と続く全ての人々の「絆」が、どう変わっていくのか……「久遠の絆 -THE ORIGIN-」は、平安編のテーマを‘original’な構想に戻し、歴史のタブーの闇に葬られた真実の神の姿を描き出す渾身の一作です。

まだ田園風景が残る新興住宅地・佐瀬山町。そんな町にささやかれる都市伝説があった。『佐瀬山キュービット』と呼ばれる伝説、それは旧型の古いバスが今でも町中を走行しており、そのバスに好きな人と乗車すると結ばれるというもの。そんな都市伝説を調べる主人公・柿内智哉は、『隠世倶楽部』いわゆるオカルト研究部の部員である。人付き合いが苦手で内向的な性格であるため、唯一話すといえば部の先輩と幼なじみの相良千紗だけ。そんな仲の良かった部の先輩が、一冊の研究レポートを残して突然失踪してしまう。レポートには『佐瀬山キュービット』の本当の姿がまとめられており、智哉はこのレポートに書かれていることが真実なのか確かめるため、千紗と問題のバスに乗車するのだった。バスに乗車していると突然、千紗が普段の姿からは考えられないほど淫靡に智哉に迫ってきた。まさしく先輩のレポートにあった『催淫バス』が現れたのである。この催淫バスの存在が、一度は諦めた智哉の復讐心に火を付ける。このバスを使い、家族を離散に追い込んだ学園理事長の目の前で、一番大切にしている孫娘を犯してやること。唯一の居場所である『隠世倶楽部』を廃部にしようとする理事長の手先、顧問の山奈香織を堕落させること。催淫バスを使う智哉の復讐は完成するのか！？そしてその末路とは……？