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私の名前は森園聖。正真正銘の女の子だけれど、私には人には知られてはならない秘密があった。それは、生まれた頃から「陰茎」があったという事。陰核にしては、ちょっと大きいなって思ってて、ちょっぴりコンプレックスだったけれどそれが陰核なんかじゃなくって、陰茎だってわかったのは、前の共学校に進学してからだった。‘普通の学校に通って、もし男子に見つかったら……’不安と恐怖にかられた私は、お嬢様学校‘聖ルーセント女学院’に入学する事にした。そして私に突然降りかかる大事件…。それが全ての始まりだった…。

両親の愛に恵まれず、冷めた人間になってしまった主人公が、突然、双子の姉妹、一葉と双葉の保護者となって一つ屋根の下で暮らし始める。姉妹は、主人公宅の隣家に住んでいたこともあって、かつては「お兄ちゃん」と慕っていたはずが、久しぶりに再会した主人公への態度は余所余所しいものだった。主人公は、そんな姉妹との関係改善に努めながら、昔のような思いやりのある心を取り戻していく。