藤咲夕姫の画像

有史以前より、天上界では天使と悪魔の壮絶？な戦いが繰り広げられている。そして今も尚一つの戦いがその幕を開けようとしていた。復活祭のその日1000年に一度、天使が誕生する天界の卵をディル（小悪魔）が盗み出したのだ。それに気づいた卵の番のエル（見習い天使）は、一所懸命に追いかけるが取り返せない。そうしている内に何とディルは、手を滑らせ卵の入ったカゴを落としてしまった。いつものようにクラブの帰り道、腹を空かせたまま家路へと向かう独りの学生の頭に突然空から降ってきたカゴが直撃！深く考えずに落ちてきた卵を拾い家路へと急いだ。そう、彼の目的は当然この卵を茹でて自らの空腹を満たす事であった。家に帰ると双子の弟、北斗（ほくと）が居間で読書をしていた。料理の「り」の字も知らない兄、勇斗（ゆうと）は茹で卵を作ってくれと頼むが夕食まで待てと断られる。しかし、どうしても我慢できない勇斗は、卵をそのままオーブンレンジに入れてスイッチを押してしまう。その瞬間、オーブンレンジは爆音と共にドアが吹き飛んだ。すると何故が目の前に全裸の女の子（テミス）が人差し指を加えて二人を見上げていた。そこに突如としてエルとディルが姿を現した。 エルは、頭を抱えて涙目になっておりディルはケラケラと笑っている。そして、5人？の奇妙な育成生活が始まることになる。