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欧州の小国「アルベルト公国」に蔓延する奇病「女帝病」。この亡国の危機にもつながりかねない病に挑んだ日本人医師がいた。名を「笹原小次郎（ささはらこじろう）」。彼は公国へと渡り、苦心の末、遂に特効薬を完成させた。病の根絶を確信した小次郎は日本へ帰国する。国王から「後日、国の宝を送ろう」という言葉を気にしつつ…。帰国をしたものの両親は既に他界。残った家もどうなった事やら。覚悟を決め家に行くと、家には小次郎の幼馴染であり元彼女でもあった「御門七瀬（みかどななせ）」の姿が。帰る家も無いんじゃ可愛そうだからと、住む者もいない家を守ってくれていた彼女に感動する小次郎。なんとなく七瀬と良い雰囲気に…と、そこへアルベルト国王から「国の宝」が届く。その「国の宝」とは、寵姫として国王の後宮に入るはずだった「ティナ姫」！！…彼女曰く、国を救った小次郎の下に嫁ぐ様にとの国王命令が下ったとの事。「ずっと前からお慕いしていました…あなた様に嫁ぐ事ができて、私は幸せです♪」ジト目の七瀬をよそに、小次郎とティナとのドタバタ同居生活が、ここに幕を開けるのだった。

平凡だけど、ちょっと自分勝手な所のある主人公「八木京一」。両親共に、世界をまたにかける大企業の現役バリバリの営業マンで、長期にわたって家を空ける事もしばしば。その為、隣りに住む一歳年上の幼馴染み「三井智歩」に世話を焼いてもらいながら、日々を過ごしていた。いつものように、智歩と一緒に下校してきた京一は、家に誰かが侵入している事に気づく。侵入していたのは「一ノ瀬美姫」。話によると、親が昔に決めた許婚の話を断りにきたらしい。そして、許婚の話をなかったことにするために3ヶ月の間、京一と共に暮らすために来たと…。こうしていきなり、自分の意思とは関係なく許嫁との同居生活を始める事となった京一。しかも京一と美姫は、互いに互いを『まったく認め合わない』という状況。はたしてこの2人の関係は、進展するのだろうか…？

主人公「八神ゆうじ」は、血の繋がらない2人の姉「優子」・「かすみ」との3人暮らし。互いが互いを大切に思う仲の良い家族であった。だが互いの血が繋がっていないだけに禁忌の思いは薄い。ゆうじは優子に思いを寄せ、かすみはゆうじに思慕の念を抱き、優子は自立し始めたゆうじに寂しさと戸惑いを覚える。しかし家族という絆を壊すのが怖く、お互いの気持ちを胸のうちに秘めていた。そんな微妙なバランスを保っている三人だったが、ある日海外に長期出張していた父親が優子に結婚話を持ってきた…。

俺は孝之、立原学園に通う1年生だ。そして俺は、ある意味人生の岐路に立たされていた。そう……親の決めた許嫁とやらが、この俺にいることが発覚したからだ！？しかも、その相手というのが、我が校の鬼の学生会長と呼ばれる「篠原優乃」というから、驚きもひとしおだ。そんなある日、まだお互いに許嫁どころか恋人としてすら意識出来ない俺たちに、ウチの母親の冷酷な指令が……彼女の花嫁修業も兼ねて、家の世話をしてもらえと言うのだ。で、ウチの母親はそのまま俺を置いて、地方出張中の親父の所へ行ってしまうらしい。さすがに困った俺だが、彼女は「迷惑なの？」とじろりと睨み付け、そのまま居候を決め込んでしまう。い、いや……迷惑もナニも、まだ俺たち恋人ですらないし……そんな俺の困惑をヨソに、ずんずんと同居の準備を進めてしまう彼女。そ、そりゃ俺だって、前々から美人だな〜とか思ってたし、スタイルも抜群だし……こんなヒトが彼女になってくれたらって、思ってはいたけれど…でもこのキツイ性格じゃなぁ。しかし、そんな彼女の振る舞いが、少しずつ違ってきた。なんというか……些細なことで嫉妬したりして……でも、その後叱られた仔犬みたいな目でじっと俺を見つめたり……、か、可愛いじゃないかっ！？……そして俺は思いだした。彼女が……いや、優乃ちゃんと子供時代に逢っていたこと。「お嫁さんになってあげるね」……そんな彼女の言葉を。可愛いおじゃまキャラもエンジン全開で迫ってくるし、女の子は誰も彼もドミノ倒しモドキだし、もうハーレム状態だぁ……大変だ、ホント。さあ、学校に、遊びに、そして青春に、頑張らなくっちゃあ！

僕は男子校である「東雲学園」の陸上部に所属して、部活一筋で毎日慌ただしく過ごしてきた。でも、卒業が近づき、もう陸上部は実質上の引退をしている。東雲学園に入学したのは手頃な偏差値と比較的近所というだけで、あまり将来がどうこう考えての選択では無かったのだけれども、そろそろ進路をきちんと考えなくっちゃいけない。そんな時期に次々に起こる先生たちとのラブ騒動！！