あることがきっかけで夢を追うことをあきらめしまった主人公。将来の目標を失ったまま、今は大学に通いながらゲーセンでバイトをするという日々を送っていた。ある日、いつものようにバイトをしていると、クレーンゲームで遊んでいた女の子から、ぬいぐるみを取って欲しいと頼まれ100円玉を渡される。ひなちゃんというその子は、毎日のように遊びに来ているが、1つもぬいぐるみが取れないお客さんだった。快く引き受けた誠は、欲しがっていたクマとキツネのぬいぐるみを取ってあげる。それ以来、ひなちゃんととても親しくなり、いっしょに遊びに来ていた友達のさやかちゃんとも親しくなっていった。誠には、幼い頃からいつもいっしょにいる幼馴染のなつみがいる。妹のような存在のなつみは、最近誠のことを異性として意識するよう変わりはじめている女の子だった。そんななつみの変化に、誠はうすうす気づいてはいたものの、わざと気づかないふりを続けてしまう。ぬいぐるみを身につけた初々しい3人の少女たちと、あたたかい日常を過ごすのなかで、どこか孤独だった誠の心は変化していく…。