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デュアル・エム―空の記憶―

「誰もかれも、みんな俺のことを忘れていくんだ――」「だから、俺は、人には使わない。」日本の、都会からやや離れた、閑静な街――美香・ヴァーミリオン(♂)は、イギリスの外国人学校であるチェスターランド学園3年生の男子だ。1個年下だけど同級生のロキ(♂)と「VA探偵事務所」を構えている。もっとも素人探偵同然の事務所に依頼人が来るはずもなく、学校で素人探偵をやっているといのが現状だ。先日も、准教授の小鳥を殺した犯人(猫)を捕まえたばかり。そして報酬は、授業の単位。そんな素人探偵の美香には、実は特殊な能力がある。彼は、人や物に触ることで、その対象物の背後にある事件を視ることができるサイコメトリストだ。その能力は不安定ながらも、美香の強力な才能の一つなのだ。美香のサイコメトリングをもとに、ロキが推理を組み立て、2人で捜査して解決するのが、2人の捜査方法の基本となっている。「一番確実なのは、容疑者をサイコメトリーすることだよね。」そうロキは言うが、美香はじっと自分の手を見つめるだけだった。美香のサイコメトリーには大きな代償が必要となる。人間に対して使ったとき、その人は美香に関する記憶を、全て無くしてしまう――美香がいつも手袋をしているのは、そのためなのだ。万が一にも知っている人に対してサイコメトリーしてしまったら……苦い体験の積み重ねから、美香は人にだけはサイコメトリーをしない、そういう誓いを立てていた。そんなとき、ロキはある新聞記事に目をとめる。クラブ『カップルズ・アップルズ』のマスターが何者かに殺されたという記事だ。ロキがわりとごひいきにしていたクラブであったので、「次はこの事件にしよう」と思い立つ。どこにでもある殺人と思われた事件だが、ロキは、とある凄腕の探偵が動いている、という情報を美香に開示。ロキの父親はイギリスの国会議員で、とある探偵組織の副会長の息子なのだ。色々な情報網があるらしい。こんな素敵な事件を僕らが先に解決したら凄いことになるよ、とたきつけるも、美香はややネガティブ。ロキが、自分のサイコメトリーをあてにしているのが分かっているからだ。あまりこの能力は使いたくない、美香はそう考えていたが……そんなとき、学校の同級生の女の子が2人を訪れる。自分は脅迫されている……犯人を突きとめて欲しい。しかし、それが巨大な事件への導入であるとは、美香もロキも気づいていなかった……。

デュアル・エム―空の記憶―

作者きみづか葵 
メーカーアーベルソフトウェア 
シリーズ探偵紳士 
タグゲーム チャイナドレス 恋愛 学園もの 女子校生 ミステリー 
登録日 2012-06-29 
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