大のめがねっ娘好きな主人公（新見）は、メガネフレームのデザイナーを目指している青年。父親の経営する骨董品店を手伝う傍ら、専門学園に通う生活を送っていた。今は学園のイベントとして行われる「めがねビューティー世界選手権」に出場するために、めがねの似合うモデル探しに奮闘している。新見には親しくしている幼馴染（冬美）がいたが、めがねを掛けることが嫌いらしく断られてしまったからだ。そんなある日、冬美からうっかり捨ててしまった大切な物をいっしょに探して欲しいと頼まれ、町外れにあるゴミ集積所へ行くことになる。失くし物は見つからなかったが、そのゴミ捨て場で倒れている少女を見つけ、助ける。「ガラクタから産まれた」と不可解なことを言うその少女は、なぜか自分のことに関する記憶を一切もっていなかった。新見はその不思議な少女をナナと名づけ、記憶が戻るまでの間、そばにいて助けることを決める。ナナもそれを喜び、その日から一つ屋根の下で同棲生活が始まった。事情を話し、めがねをつけて欲しいとナナにお願いしたところ、喜んでモデルになってくれると言う。急速に好意をよせはじめる新見。すると、どういう心境の変化なのか、冬美が「これからめがねをつけて二人を監視する」と言いはじめて…。そこに、めがねを愛好しているもったいない神社の娘（鈴）も絡んできて、新見の生活は一転、めがねっ娘だらけのエキセントリックな同棲三昧の日々となっていく。はたして新見は名誉ある世界選手権で賞を獲得し、世界一のめがねっ娘を誕生させることができるのか？ナナが記憶を取り戻すにつれ、新見は自身が背負っている驚愕の運命を知ることになる。