月嶋ゆうこの画像

主人公・深作友紀は幼い頃、自らを人形遣いと名乗る、「阿須葉」という女性の屋敷に出入りし、彼女が持つ人形達とたくさんの言葉を交わしていた。使役するのではなく、思い遺る。彼女はその言葉通りに、想いを宿した人形を優しく、愛おしむように扱っていた。幼い頃の記憶はハッキリしないが、確かにその場所で人形達は生きていた。彼女たちと過ごした時間は友紀の一番古い、一番幸せな記憶であり、今の友紀を形作るきっかけとなった。そして現在──友紀は東隣学園のデザイン科に通いながら、フィギュア・カスタムドールを扱うフリーの原型師として活躍していた。そんなある日、彼は自分の名を呼びながら襲ってくる木偶人形に遭遇する。ケンカは弱くて気も弱い、極めてテンプレートなオタクの友紀。あわやというところで彼を助けたのは、左右で異なる輝きを放つ宝石のような瞳をしたひとりの少女。「約束を叶えに……戻って……きました……マスター……」

舞台は王制国家・ニッポンという国のお話。その国は王が崩御した後、次代の王を決めるための抽選が行なわれます。先代の王が亡くなって数日。ニッポンの遥か上空、衛星軌道上にある抽選衛星『あたりめ』が選んだのは今まで‘当たり’という言葉とは無縁だった主人公、国枝アタル。ある朝、幼馴染・西御門ひよこに起こされた次の瞬間、家の天井を貫いて、2人の美少女が部屋に降ってきました。幼さの残るツインテールのナマイキ少女・ミルフィ。魅力値カンストの巨乳＆おっとり美少女・セーラ。2人はアタルと顔を合わせるや否や、求婚してきます。その後、アタルは王様に選ばれたことを知り、壊れた家の代わりに、王宮を与えられ、2人の姫と同居することになったのです。またアタルを放っておけないとばかりに、ひよこまでがメイドとして屋敷に住み込むこととなり、3人の女の子（＋α）とのいちゃいちゃな共同生活が始まります。そして舞台は王宮だけではなく、学園にまで広がり、一触即発の大騒ぎ。果たして、主人公・国枝アタルの生活はどうなるのでしょうか。最後にアタルが選ぶお妃は一体……？