太田和範の画像

2005年、地球の衛生軌道上に突然、人工天体が飛来した。いったい何の目的で、誰が作り、どこからやってきたのかなど、一切は不明。その天体は、立方体をしていることから『キューブ』と呼ばれることになった。キューブの飛来と時を同じくして、地上では不思議な力を持つ者が次々と現われた。力は俗に「超能力」と呼ばれるもので、物体に物理的な作用を及ぼしたり、人の心に感応したりと人によって様々だったが、その発現にキューブが関係していることは明らかだった。ただちに調査隊が組織されキューブへと赴いたが、そこに待っていたのは宇宙開発史上最悪の衛生軌道上での事故という拒絶だった。そして時は流れて、2015年。

ルーマニア東部の古城でメイド達と共に静かな日々を送る、記憶喪失の青年ロアン。しかし、自分に流れるヴァンパイアの血が覚醒するに従い、平穏な日々は崩れていく。メイド達を殺傷したいという欲求を抑えるロアンは、代償として繁殖本能を抑えられず、メイド達を凌辱していくのだが…。正統派メイドサスペンスアドベンチャー。