肥後王国の画像

父親が海外に赴任してから早1年…一人暮らしをしている主人公。そんなある日の晩、家に帰った主人公は、家の前で今どき珍しい「行き倒れ」た人に出くわす。仕方なくその行き倒れた人を介抱しようと抱き起こすとなんと若い女の子だった。そして突然主人公のことを「旦那様」呼ばわり。メイドさんのような黒いエプロンドレスに身を包んだ彼女から事情を聞くと、彼女は徐に一通の手紙を差し出した。差出人は主人公の父親から。父親の手紙によると、彼女は日系英国人・朝倉ちなみ。両親を亡くし、身寄りの無い彼女は、とある屋敷で住み込みのメイドとして働いていたが、屋敷の大旦那が亡くなり、屋敷で働いていた従業員全員が暇を申し付けられてしまったのだという。そして路頭に迷っていた彼女は主人公の父親と出会い意気投合。父親の赴任先でメイドとして雇うことになった…と。その上、主人公の父親は「ウチのせがれのお嫁さんになると良いよ」と彼女に言った。こうしてはるばる英国からメイドさんが…いや、主人公のお嫁さん候補の女の子がやってきたのだった。