私の犬になれ
時は江戸時代。ある夜、堀部定兼はとある屋敷の前で摩訶不思議な色合いの左目を持つ少女に出会う。本能からなのか、それとも定めであったのか分からないが、堀部はその少女に神々しさを感じてか跪いてしまう。堀部本人は何故そんな事をしてしまったのか分からなかった。その少女はそんな堀部を見ても驚きもせず、また会うことになるであろうと言って屋敷の中へと入ってしまう。数日後。藩主・佐々義臣の娘である三日月姫(みかづきひめ)に仕えよ。姫の命令は絶対であり、殿の言葉と思え、との通達が来る。素直に従って三日月姫が住まうという屋敷へと向かう。すると、そこは数日前、神々しいと感じた少女が入っていった屋敷であった。屋敷の中で、あの夜出会った少女と出会うも、左目に眼帯をしていて神々しい目を隠していた。その少女こそが三日月姫であった。堀部が話しかけると、少女は不機嫌になり、主である余が良い気分でいたのにぶちこわしにするとは何事じゃ。自分の立場をわきまえよ、と言われる。反論しようとするが、命令を伝えた者から私の言葉を殿の言葉と思えと言われなかったかと確認され、その通りだと答える。『お前は余(よ)の家来になったのだと何故分からん、その身体に教えこまねばならぬな。そうじゃ。お主、余の犬になれ』と、命令されるのであった。
私の犬になれ
作者 | カズマサ |
---|---|
メーカー | 乱蝶姫 |
シリーズ | |
タグ | ゲーム 調教 ファンタジー 浴衣 お姫様 時代モノ |
登録日 | 2012-12-21 |
テラべっぴん
『じゅばんじへようこそ〜♪』なんなんだ?これは??そこには異質な空間が広がっていた――家族ぐるみで旅行に来ていた「主人公・橘一樹(たちばな・かずき)」と「神楽京香(かぐら・きょうか)」。昔来たことがある土地で懐かしさに散歩にでかけたところ山奥で古びたお寺を発見する。突然の雨にひとまずお寺へと避難した二人は突然開いたお堂の扉に引き寄せられるように中へ。とそこには「着物のようなワンピースのような不思議な服に大幣(おおぬさ)を持った少女・不動森羅(ふどう・しんら)」がにっこりと微笑んでいた。森羅に案内され奥へ行くとお茶を飲んでいる「松平雪(まつだいら・ゆき)」の姿が。にっこりと微笑んで二人を迎える雪。人が集まるまで少し待つようにと言われる。やがて、一樹が入ってきたドアとは別のドアから不知火憧子(しらぬい・とうこ)・早乙女乙女(さおとめ・おとめ)がやってくる。キョトンとしている神楽京香、涼しい顔の不動森羅、無愛想な不知火憧子、ニコニコしている松平雪、そして妖艶に微笑む早乙女乙女…「これで全員そろったようじゃな」「これからここで皆で楽しくゲームをしましょう」森羅と雪の合図でゲームがスタートする。不思議なゲームに興じていると時間があっという間に過ぎてしまう。もうそろそろ帰ろうと一樹が申し出ると森羅はニヤリと笑ってゲームの途中放棄は出来ない。ゴールしないとゲームは終わらないという。出口ももうどこだかわからない。途方に暮れるもゲームを続行するしかないということで納得する一樹。そこへくじ引きの再抽選が始まる。くじを引く一樹。するとなにやらピンク色のおみくじが。「ふふ…なかなかに面白いことになってきたのぉ…」笑みをさらに深くし意味深な言葉を呟く森羅。不思議な空間で巻き起こる怒涛のエロイベントが始まる――!特集: CLOCKUP特集
テラべっぴん
作者 | むなしむじょう |
---|---|
メーカー | クロックアップ |
シリーズ | |
タグ | ゲーム 浴衣 女子校生 コスプレ 年上 幼なじみ |
登録日 | 2012-11-30 |
贄女将 〜爆乳女将はみんなの玩具〜
「静かだな」清掃の行き届いた部屋に、虫の鳴き声だけが響いてくる。観光地でもないような寂れた片田舎。そんな山奥にひっそりと建つ温泉宿に、俺はやってきていた。そう、ここに来た目的は楽しい温泉旅行などではない。――仕事でやってきたのだ。裏金融。法外な利子を条件に、担保もいらず調査もなく、誰であろうとも金を貸すのが、俺たちの仕事だ。とは言っても別に金を貸しにきたわけじゃない。ここには、借金の取り立てにやってきたのだ。借主は、ここの主人だった男。先月末に過労で死んだばかりの――女将の旦那だった。「女将、これを見てみろ」懐から、借用書を取りだし、女将に見せつける。「わかっただろう、お前の旦那は俺たちから金を借りてるんだよ」「それでは、主人が倒れたのは、まさかこれを返すためにっ……」「その通りだろうな」その言葉に、女将の表情が悲しみに歪んでいく。「あの人はいつもそうっ……どうしてっ……どうして大事なことだけは、言ってくれないのっ……」「それでな、女将。この金、返してほしいんだがな」「そんなっ……これほどの大金をすぐに用意するなんて無理ですっ……」「だったら、この旅館を売りにださせてもらうだけだ」「なっ……ここは、主人とともに歩んできた大切な旅館でございますっ……そのようなこと、絶対に許しませんっ」「くくくっ、そうだろうと思ったよ」まぁ実際、こんな旅館を売りにだしたところで買い手がつくとは思えない。ここで女将が反発してくるのは予定通りだった。「そこでな、いい方法があるんだが」借用書をしまい、女将の背後に回る。拘束されて動けない女将の腰――その着物を捲りあげた。
贄女将 〜爆乳女将はみんなの玩具〜
作者 | チャイニー・スゥ |
---|---|
メーカー | モノグラム |
シリーズ | |
タグ | ゲーム 巨乳 女将 館モノ 羞恥 浴衣 |
登録日 | 2012-11-22 |
霞外籠逗留記
狭霧にかすむ大河の中州に、大きく古めかしく、そして迷路のようなその木造の建築物は佇立していた。一つの町ほども巨大なそれは、『旅籠』―――なのだという。青年を案内してきた渡し守の女はそう語り、『旅籠』の中へと小舟を漕ぎ入れる。そして青年は、圧倒されて言葉を失う。旅籠の中は、一つの建物だというのに、果てしなく広大で、複雑で、混沌とした様相を呈するほどだったから。幾重にも連なる回廊、橋楼、渡り廊下、その隙間を縫うようにして巡らせられた水路―――そう、大河の水は旅籠の中にまで導かれ、人々の様々な用に供されていた。旅籠の情景に立ちつくす青年に、渡し守は囁きかける。―――お好きなだけ、逗留なさると良い―――渡し守の女は、旅籠を預かるという、まだ年若な令嬢に言い含め、かくして青年はこの不可思議な宿の客となる。しかし客になったはいいのだがこの青年、いかなる経緯かは定かではないが「記憶を失っており」、自分がどういう事情でこの旅籠に来ることになったのか、いつまでここにいるつもりだったのか判然とせず、頼りないことおびただしい。―――よろしいのですよ、あなたはお客さまなのですから―――令嬢の厚意に甘えるまま、一室を宛ってもらった青年。なにもかも曖昧な状況であるにもかかわらず、旅籠はどこかしら人を惹きつけてやまない雰囲気に満たされており、青年も次第に腰を据える気分になる。それは旅愁……というよりむしろ郷愁といった感慨に近くて、旅籠は世事に倦んだ人間の心の琴線を優しく慰撫するような風物で構成されていた。記憶を失っている青年にとってさえも。さて、無為ながらも穏やかな日々ばかりが過ぎていくかに思われたのだが、青年はやがて些細なきっかけから奇妙に心騒がせられる女たちと知り合うようになる。たとえば朽ちかけた温室の、濃緑の葉陰から聴いたのは琵琶の爪弾きだ。南国の熱気を伝える樹々の陰に撥を遣っていたのは琵琶法師の―――女。歌を、曲を、物語を探しているのだという。あるいは黄昏の残照垂れこめる書庫、暇潰しにと本を漁っていた青年のそばに、いつの間にか玲瓏と佇んでいたのは女性司書。淑やかなのにどこか淫靡を漂わせる彼女は、人の噂には「図書室の鬼女」なのだとか。旅籠の令嬢もまた、それまでは見えなかった翳りを漂わせるようになり、彼女たちとの交わりを深くしていくにつれ、青年は一つの葛藤を抱くようになる。―――いったい自分は、この宿に居続けていいのだろうか――――――帰るべきところがあるのなら、帰らなくてはならないのではないか―――
霞外籠逗留記
作者 | めいびい |
---|---|
メーカー | raiL-soft |
シリーズ | |
タグ | ゲーム 浴衣 お嬢様 ミステリー ファンタジー |
登録日 | 2012-07-13 |