木田和男（きだかずお）は、3年前までろくな人生を歩んでこなかった。だが3年前に屋台をしようと思い立ってたこ焼きの屋台をはじめてから、彼の人生は大きく好転することになる。自分自身で組み立てて作った完全にオリジナルの屋台。木田はたこ焼きだけでなくラーメン屋台にも挑戦する。幼い頃に祖母から教わった絶品のたこ焼きとラーメンの作り方を覚えていたことが、彼がたこ焼きとラーメンを屋台でやってみようと思った一番の理由だ。木田は、祖母に教わったその味を忠実に再現した…。一人の苦しい人生を歩んでいた男が屋台を始め、成功して自分の店を持てるようになるまでの話です。画像付きの短編創作小説です。画像は12枚です。文字数は11500字程度です。