1年間で店を繁盛させないと俺の喫茶店が『フラワーベル』に売却されてしまうだと！？しかも、今後は『フラワーベル』の社員として働いて欲しいとか冗談じゃない俺は雇われの身とはいえ一国一城の主……今さら誰かの下で働くのなんて、勘弁だ！ましてや、『フラワーベル』は俺の天敵――花鈴の経営する会社。あいつにアゴでこき使われるなんて……、俺のプライドが許さない！！むむむむ、何か良い案はないだろうか……おっ、そうだっ！いま流行りのメイド喫茶があるじゃないか！こんな地方都市に競合店なんかあるはずもないしいける！これは絶対にいけるっ！メイドだけで三度の飯が食える俺が言うんだから間違いない。いや〜、俺の灰色の脳細胞は流石だな、自分の才能が怖いぜ……よし、早速、店の改装準備を発注してと……後は、問題のメイドさんだが……ちょっと暴力的な幼馴染、赤城眞子。出稼ぎで上京してきた巨乳ドジっ娘、榛名もえ。妖しい人形を常に持ち歩いている俺の店の常連、日向杏樹。色々と問題があり、頭を抱えたくなるような、この三人。ふぅ、ここで愚痴を言ってても始まらない、俺が持っている全てのメイド知識を動員して、彼女達を完璧なメイドとして教育してやるぜ！！待ってろよ花鈴、俺の店はメイド喫茶として不死鳥の如く蘇り、お前の鼻をあかしてやろうじゃないか！！