日覆市霞島地区。そこでは帰宅中の学生が突然失踪する事件が相次いで発生した。近隣の学園や警察は学生たちに注意喚起を行うが、失踪事件は解決されないまま闇に葬られた。学生たちはその出来事を好奇心で祭り上げ、いつしか怪談として地区中の学園に広まっていった。舞台はその霞島地区にある女子学園。不遇にも二人の女子学生が、その失踪事件の犠牲者となる。一方は、生徒会の雑務で遅くまで学園に残っていた刈谷優希。一方は、放課後まで居眠りしてしまった追川雅日。遅くまで学園に残っていた少女は、外がすっかり暗くなっていることに気がついた。慌てて帰宅しようとしたその矢先、少女の前に‘異形’が姿を現す。異形から逃げるも昇降口の扉は開かず、学園内に監禁されてしまった少女。果たして、彼女は無事に脱出することができるのだろうか……