新しい出会いだけじゃない。ふと気づいた時にそばにある。そんな『恋』もある。──目前へと迫った文化祭。熱気に溢れた学園内。いつもとは違う日々の中で、新しい物語が始まる。主人公、友中智司は喫茶店『風見鶏』の一人息子。目下、店を継ぐため、そして両親よりも美味しいコーヒーと紅茶を淹れるため修行中。常連であり、大のコーヒー好きでもある年上の幼馴染。そんな彼女に味見をしてもらいつつ、変わらない毎日を過ごしていた。けれどある日、クラスの委員長、そして学園の生徒会長である女の子に頼まれ、文化祭の手伝いをすることが決まってから、少しずつ変わり始めていく。この変わり始めた日々の先、何かが起きる、そんな予感がする。