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紫電 〜円環の絆〜
人間が真に悪くなると、人を傷付けて喜ぶ以外に、興味を持たなくなる。ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ『格言と反省』より現代社会において、異能力をたずさえた人間たちの姿が、世界の影にうごめいていた。彼らは、この世界の影の中、人知れず戦いを繰り広げた。人と妖のみならず、人と人、あるいは妖と妖。この世は未だ、流血を望んでいる――。そして、この世に新たな戦が幕を開こうとしていた。屈強な一匹の獣。檻から放たれた獣は、世界を未曾有の戦争へと引きずり込もうとしていた。そんな世界に、一人の青年の姿があった。彼の名は、神津ミソカ。運命に翻弄され、傷付いた青年。彼は、この巻き起こる戦いの奔流に、再び飲み込まれていくことになる。そして、戦の鍵たる少女。巫女服に身を包みし少女は、一人月下にたたずんでいた。「いつか……いつか、これを返せる日が来れば…………」しかし、少女の想いは踏みにじられるかのように、運命は回りだす。それは、破壊と殺戮の衝動……ただそれだけが引き起こした戦である。「……探したぞ、巫女よ」悪意の結晶が今、少女の前に降り立った。世界は、戦を望むのか……流血を望むのか……
紫電 〜円環の絆〜
作者 | 唯々月たすく |
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メーカー | hibiki works |
シリーズ | |
タグ | ゲーム くノ一 巫女 学園もの 伝奇 |
登録日 | 2011-06-17 |
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