一流商社に勤める、あるエリートサラリーマン。男には、人に言えない趣味があった。それは……コレクション。男は美しい物に執着し、異常なまでの愛情を注ぐ。醜い物を蔑み、ただ美しい物を弄び……自分の物とすることに最高の快感を求める。ある日男は、郊外に広大な屋敷を手に入れた。世間からは隔離された、無人の空間……。それを見て男は呟く。「ここならば…最高のコレクションが出来る！」そして男は屋敷の主となったのだ。異常な美と官能が倒錯する、禁断の世界へと……。