軽○部の物置で見つけた一本のビデオタイトルには「AZ○SA」と書かれていた。何か言い知れない興味が湧きこっそりと自宅に持ち帰って、ビデオデッキに挿入する。固定したカメラから撮ったモノクロの鮮明とは言い難い映像に映し出されたのはベットに寝かされたうちの生徒と思われる女の子。頭には演劇やコスプレで使う様な猫耳を付けている。しばらくして、年配の男が女生徒に話し掛ける。「憧れの先輩と同じ大学へ行きたいんだろう？ だったら、どうすればいいか分かるね……？」男の体重でベットのきしむ音がする。そこに記録されていた映像は自分の想像をはるかに超えたものだった。