俺は長年勤めた刑事を辞め、探偵になった。探偵になったといっても、まだ何の依頼も受けていないが。しかしこれから俺は大事件に出会い、大活躍するだろうというか、そうなりたいものだ。そして歴史に名を残す名探偵になるのだ。そう、伝説の刑事と言われたオヤジのように…しかしまさか、あんな出来事に出くわすとは、この時の俺には、まったく予想できなかった。それは俺の人生さえも変えてしまう出来事だった俺の人生、恋人千草とのこと。一度狂った歯車はもう戻ることがないのだろうか？全ての始まりは、10年ぶりの妹との再会からだった主人公は刑事をやめて探偵家業を始めたばかり。刑事をやめて勝手に探偵になったことで、婚約者の千草との関係も怪しくなっている時、田舎から義理の妹が上京してくる。駅で待ち合わせをしていたのだが見違えるようになっていた義妹をナンパしてしまうところから話はおかしな三角関係へ…。勝手気ままな妹に振り回されながら、婚約者との関係にも決断を迫られる主人公の恋愛模様を、ハードにユーモラスに描きます。