主人公「秋原卓也」は浪人生である。大学受験失敗の心の傷も癒えて、次の受験に備えて勉強をはじめた夏のある日…両親が「結婚した当時は大変で行けず仕舞いだったので」と、突然20年目のハネムーンに出発してしまった。幼い頃に一緒に育った遠縁の「春日井姉妹」が大学の夏休みを利用してこの街に戻ってくる事と、彼女達に面倒を見てもらうよう言付けてある、という両親の言葉の通りに姉妹が秋原宅にやって来た。久しぶりの再会と、魅力的に成長した姉妹の姿に心を躍らせる卓也だったが…面倒をみてくれるどころか、二人は家事の苦手な生活力0姉妹だった…。自分の家だと思ってくつろいでくれて構わないという卓也の言葉通りに、風呂上がりにバスタオル一枚でうろつく姉妹の姿に面食らう卓也。だが姉妹はむしろ、そんな卓也の様子を面白がっている様子。やむなく二人の世話をしながら受験勉強にいそしむ卓也に、二人は家庭教師を買ってでる。自分の志望校である「西都大学」の現役学生である二人の申し出を受けて勉強を見てもらう事にした卓也。だが、実力を確かめるために二人に課せられたテストの出来は散々だった。二人に励まされて再び猛勉強をはじめる卓也は、出来心から「3日後の予備校のテストで及第点を取れたらデートして」と春日井姉妹の妹・麗美にもちかける。二つ返事でOKを貰い、テンションのあがった卓也は、見事に及第点を取って見せた。予備校の仲間である古田透、池谷翔一、長沢由真達も卓也が急にやる気を出した事に驚く。特に卓也の頑張りに触発されて意気込む由真をからかう透と翔一。（二人は由真が卓也を好きな事をうすうす感づいている）後日。約束通り、麗美とデートすることになった卓也は「西都大学」のある隣町にやって来る。春日井姉妹の暮らすこの街で楽しい一時を過ごす二人。瞬く間に時間は過ぎて、家路につく二人を待ち構えている人影があった。最近麗美と交際をはじめた「小野」という男だった。小野は麗美が自分以外の男と一緒なことに憤慨し、罵声を浴びせて去ってしまう。自分の出来心が原因で二人の間がこじれてしまった事に責任を感じる卓也に対し、麗美は「こうなるような気がしていた」と返す。大学で知り合った小野の熱烈なアプローチに押しきられて交際をはじめたものの、独占欲が強く束縛が激しい小野とは上手く行っていなかったという事らしい。小野の一方的な思いこみで、卓也との肉体関係まで勘ぐられた麗美は小野への当て付けと決別の意味も込めて卓也とHする事にする。「このままじゃ面白くないから、いっそ誤解を本当にしてやるの」麗美と小野の仲を裂いてしまう形になって卓也は責任を感じていた事もあり、麗美の言いなりになってしまう卓也。翌朝になると、姉の愛美に昨夜の麗美とのHがバレていた。「あんなに激しくしてたら、そりゃ聞こえちゃうわよ麗美ちゃん☆」愛美に麗美一人だけずるいと駄々をこねられて、その後結局愛美ともHするハメになってしまう。