黒のアリスシリーズ フルカラーコミック第1弾です。父親は焦っていた。アリスが壊れたのは自分のせいなのがバレるのではないかと常に恐れていた。あいにく今は誰もが「階段から落ちたせいだ」と思っているが、最近は家族もそれを怪しんでいるようなのだ。あれは魔が差しただけだ。アリスのあまりにも美しい肢体、つぼみの果実。それをほんの一口味わうつもりだった。あれはミスだったのだ。彼は長い間苦しんでいた。アリスが自分は人形だと言い始めて困惑していた。しかしそれも今日までだ。自殺と見せかけて殺せばいい。自殺なら元々壊れていたアリスのことだ、誰も何も言うまい。そう考え、手袋をはめ、縄を手に持ちアリスの部屋へ向かった。心臓が張り裂けるくらい高鳴っていた。手が震える。「アリス！！！」 しかしそこに居たのは…アリス、アリス。幸せかい？本編16ページ表紙1枚+おまけCG7枚の合計24枚です。