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義妹だからできること、妹じゃないとダメなこと。
「赤の他人との兄妹ごっこ。それならガマンする必要もないですよね」出逢ったばかりの少女が、屈託のない笑顔を浮かべながら朗らかに言う。まるで、気心の知れた友人同士が交わす、学校帰りに道草に誘うような気安さで。お気に入りの詩集を読み上げるように、少女は可憐な仕草のまま、僕を誘う。実の妹に恋した僕に向かって。実の妹に欲情するような僕に対して。決して他人にバレてはいけないはずの、僕の秘密を知る少女は、蜜のような脅迫を仄めかす。「本当の妹にはできないこと、わたしがしてあげます」そうして、その日。僕は彼女を組み敷いた。たった一度だけの過ち。ほんの一回だけの妥協。ほんの一時だけの馴れ合い。それで、僕たちの関係は終わるはずだった。それで、僕たちは他人同士に戻るはずだった。だけど。その時の僕は、知る由もなかった。「あらためてよろしくお願いしますね。お義兄さん」一期一会だと思った少女が、まさか僕の義妹になるなんて───これは、妹に恋するダメな僕と。僕に懐きすぎる困った義妹と。そんな僕らの関係に、ヤキモキする普通の妹の物語。きっと、それだけのはず。たぶん。
義妹だからできること、妹じゃないとダメなこと。
作者 | ティータ.J |
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メーカー | Mink EGO |
シリーズ | |
タグ | ゲーム 義母 家庭 恋愛 姉妹 |
登録日 | 2013-07-29 |
お兄ちゃんにはぜったい言えないたいせつなこと。
「ねえ、お兄ちゃん。わたしたちの夢、ぜったい叶えようね」そう言って、妹が僕の隣で幸せそうに微笑む。肌を刺す冬空の下。息は白く、だけど寄り添う僕らは、くすぐったいくらいに温かくて。今日も僕たちは、昨日の続きのように明日を語り、二人の夢を紡いでいく。それは、まるでオママゴトみたいな子供の夢で。だけど、僕らにとっては何よりも大切な、かけがいのない夢。‘‘脚本家の兄に女優の妹。今はまだ雛のような二人だけど、 いつか世界で一番素敵な作品を作りたい’’そんな夢を絆に、僕たちは共に育った。そんな絆を胸に、僕と妹は共に歩んできた。そうして。気がつけば……遠かった夢は、夢じゃない所まで近づいていて。気がつけば……僕は、僕の妹に恋をしていた。昨日の続きのような幸せな今日。今日の続きのような幸福な明日。そんな幸せがずっと続くと思っていた。ずっとずっと、続くと思っていた───
お兄ちゃんにはぜったい言えないたいせつなこと。
作者 | ティータ.J |
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メーカー | Mink EGO |
シリーズ | |
タグ | ゲーム NTR 母 幼なじみ 姉妹 |
登録日 | 2013-02-08 |
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