メーカー「Troy」が制作した画像

主人公の村山秀士は、サッカー部のエース。そんな爽やかなイメージの彼の周囲には、魅力的な女の子たちが集まってくる。優等生の先輩の宮守透音、大人しくて家庭的な穂積唯菜、可愛いはっちゃけ後輩の名月真直。女の子たちに心動かされる村山は、全国大会を前に気持ちの整理をするためにも、意中の娘に告白することを決意する。いっぽう、村山のまぶしい青春を、苦々しくみている男がいた。体育教師の立川猛。もう一人の主人公だ。やさぐれ、学園でも嫌われ者の彼は、村山を妬んだ末、その周囲の女の子をむちゃくちゃに犯して、村山に苦渋を舐めさせようと考える。その計画は、村山が告白を決意したと同時に、実行に移されるのだった！ 本作は、立場、性格の違う二人の主人公の視点で進められる、学園内視点対立AVGだ。最初のプレイでは村山視点でゲームが進む純愛ルートだが、エンディングを迎えると、視点を村山か立川のどちらかに選択できるようになる。立川視点ではターゲットのヒロインを決め、「SM」「嬲り」「後ろ」のうちのどのプレイで凌辱するかを選択できる凌辱ルートになる。一方、村山視点では、選択肢を選ぶときに女の子の危険度のグラフが表示される。下手な選択肢を選ぶとグラフが上昇し、MAXに達するとヒロインが立川の魔の手にかかり、凌辱されてしまう。この「欲望対立システム」により、ちょっとした寝取られ感覚が味わえのがポイントだ。

腕っ節が強く、女の涙に弱い激情家…それが主人公‘回堂くるり’。その破天荒な性格と熱いキャラクターで学園でも有名な彼が、突如ピンチに陥る！『宝探し』に出かけてしまった父親に一千万円の借金があったのだ。返済したくとも学園はアルバイトが禁止になっている。自宅も追い出され、義妹の‘転堂くるみ’の家に居候するほど難渋している彼の姿を見かねた校長。『お前…この学園で人助けをして働かないか？』と、怪しげな誘いを持ちかける。こうして、くるりの借金返済に奔走する「学園怪傑」の日々が始まった！基本的なシステムは選択式AVG。「学園怪傑」として様々な依頼をこなしながら、成功報酬を受け取り、期限まで借金を返済するのが目的となる。ただ、‘誰’の依頼を処理するかによって好感度と報酬が違うため、目的のヒロインを攻略する際に、返済額とのからみで工夫する必要がある。ゲームの雰囲気は、まさに学園ドタバタ・ラブコメの王道といった感じ。一癖もふた癖もあるヒロインたちや、摩訶不思議な学園の設定が、ポップに物語を盛り上げ、プレイヤーを楽しませる。一昔前のSF、伝奇が入り乱れた少年漫画のエネルギーを彷彿させるものがあり、高橋留美子などの漫画にハマった経験があれば、間違いなく楽しめるゲームだ。