土代昭治の画像

出会うは別れの始まり、別れは旅立ちの前奏曲――季節は夏。飯島幹也、三年生の夏。今まで幹也は、刺激も不満もない生活を過ごしてきた。大きな事件と言えば、両親が離婚した事くらいだろうか。それ以外、‘たいしたこと’など何もなかった。 ついぞ変化を求めたくなるのが若さだが、これはこれで、慣れてしまえば心地よく。暇を潰すように毎日を過ごしていた。進路も決まらぬまま、一学期が終わろうとしていた。（主人公いわく）蛮族の血を色濃く残す幼なじみ、香坂千歳。（主人公いわく）絵に描いたような生徒会長、綾瀬伊吹。（主人公いわく）胸がないかわりに天から抜群の運動神経を与えられた部活ヘルパー、吉住琴子。賑やかなメンツに囲まれての毎日は、楽しくもあるし、時に寂しくもあった。夏休みを前にして、幹也はさらに再会と新たな出会いを体験する。‘親友’の愛娘にしてもうひとりの幼なじみでもあった新堂桜。インターハイ級の清楚な美少女、野々原雪希。幹也の日々はますます華やぐ。文化祭へのバンド参加。少女たちとの密なつきあい。次第に慌ただしさを増していく毎日から、幹也はどんなものを得ていくのだろうか？

平穏だけど退屈な日常から抜け出したい――な〜んて思ってた俺が、ある日道ばたで拾ったのは、頭に清楚なホワイトブリムを載っけた、本物のメイドさんだった！記憶を無くしているらしい彼女は、とりあえず俺ん家の居候となった訳だが、ちょっと天然入ってるこの子のスーパーメイドっぷりには驚かされた。しかもご奉仕は家事だけじゃなかったんだ。なんと主人のアッチの処理も仕事のうちらしい。健康な男子たる俺としては願ってもない展開だが、それでいいのか女の子？……さすがにコレについては慣れてない様子だったけど、頑張って上手くなりますなんて健気なことを言ってくれる。男にとって理想の、こんなメイド付き生活が始まった訳だが、可愛い闖入者の存在が気になる人物が約2名。小うるさい幼馴染みと色っぽい従姉弟のお姉さん。なんとふたりもウチに転がり込んできた。なんでメイドさんが捨てられてたのかっていう謎はひとまず置いて、当面俺にとっての問題は、ひとつの家に男がひとり女三人。これで何か起きないわけはない！！