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荻原健人（おぎわらけんと）は、地元の商店街で花屋を営む家庭の息子。尊敬する父の後を継ぐべく日々努力を重ねていた彼はある日、修行の一環で行なっていたボランティア活動先で、不思議な力を使う一人の美しい少女に襲われてしまいます。彼女に襲われたことによって健人は、彼女たちの本性を──地元では憧れの的となっている「リリスティア国際学園」の真の姿を知ることになってしまいます。──そう。彼女たちは現代に生きる『サキュバス』だったのです。訳あってやむを得ず健人を襲ってしまった、現代に生きるサキュバスたちの『姫』ルナをはじめ、彼女の親友にして、かけだしの健人にとって唯一のお得意様でもあったリエル……彼女たちの真の姿を知ったことによって健人は、それからの人生を激変させることになってしまうのでした。

幼馴染みの姉「天原早百合」の家は、近所では有名なお金持ちの娘。そんな彼女の家がある日、会社の経営を失敗したことで多額の借金を負うことになってしまう！わずか数日の間で一文無しになってしまった早百合。温室育ちの彼女に、世間の荒波を一人で生き抜くことなどできるはずがなく…不憫に思った主人公、鬼塚博人の両親は、せめてもの助力として、早百合の持ち分の借金を肩代わりすることになります。そうして早百合は肩代わりしてもらった借金の分、博人の家の家政婦として働くことで間接的に借金を返していくことになるのですが…主人公の「お世話」をすることになった早百合は、ちょっぴり天然なお姉ちゃん。昔から大好きな博人のためにと頑張るのですが、その頑張りが向く方向はちょっとおかしくて…？？？